エムガルディはどんなお薬ですか?
エムガルティのはたらき
- 片頭痛は脳内にCGRPという物質が増え、脳の血管に作用して起こる
- エムガルディは、CGRPのはたらきを抑え、片頭痛発作が起こるのを抑えると考えられています。
エムガルディの効果
エムガルディ投与によって、
- 片頭痛日数が減る
- 急性期治療薬(痛くなった時に使うお薬)を使う日数が減るという効果が期待できます
エムガルディはどのように投与しますか?
エムガルディの投与方法
エムガルディは、初回に2本、2カ月目から1ヶ月ごとに1本注射します。
エムガルディは、「抗体医薬」という飲み薬とは違うタイプのお薬で、皮下に注射して、それが血液中に入り、効果を発揮します。
初回に2本注射することによって、お薬の血中濃度が早く安定した状態になります。
エムガルディに副作用はありますか?
よく見られる副作用
エムガルディでよくみられる副作用は、注射部位反応です。
注射部位反応
注射した部位(お腹、太もも、腕、お尻)に痛み、発赤、かゆみ、内出血や腫れなどが生じる反応です。
多くの場合、注射した日に出現し、数日以内に消失します。
重篤な過敏症について
まれな副作用として、重篤な過敏症が起こることがあります。特に次のような症状があらわれた場合は、次の受診日を待たずに医師・薬剤師に連絡して、すみやかに医療機関を受診するようお願いします。
重篤な過敏症反応は、本剤投与後数日たってからあらわれることもありますので、ご注意ください。
- 皮膚に今までとは違う発疹、かゆみが出た。
- 息苦しい(呼吸困難もしくはのどが締め付けられるような感じ)。動悸がする。
- 顔、まぶた、唇・舌やのどが腫れた。声がでにくい。
- 寒気がしたり、発熱がある。汗をかく。
- ふらついたり、意識がもうろうとする。
その他、気になる症状があらわれた場合には、医師、薬剤師、または看護師に連絡してください。