ナルティーク・アクイプタ

ナルティーク・アクイプタについて

頭痛治療のご相談イメージ

片頭痛の治療は、「痛くなった時に抑える治療」だけでなく、「できるだけ頭痛を起こさないようにする治療」も大切です。

最近は、片頭痛に関係するCGRPという物質の働きに注目した、新しい飲み薬が使えるようになってきました。このページでは、ナルティークアクイプタについて、できるだけわかりやすくご説明します。

「自分にはどちらが合うのかな?」「予防を始めた方がよいのかな?」と迷われる方も多いので、まずは違いを知っていただき、気になる方はお気軽にご相談ください。

片頭痛の治療は大きく2つあります

痛みが出た時の治療
治療内容 頭痛発作が起きた時に、できるだけ早く痛みをやわらげる治療です。トリプタン系薬、鎮痛薬、そして一部の新しいお薬がここに含まれます。
予防の治療
治療内容 頭痛の回数を減らしたり、日常生活への支障を少なくしたりするための治療です。従来の予防薬に加えて、CGRPに関連する新しい治療薬も選べるようになっています。

ナルティークとアクイプタは、どちらも片頭痛に関わるCGRP受容体の働きを抑えるタイプのお薬ですが、使い方には違いがあります。

ナルティークはどんなお薬ですか?

ナルティークは、発作時にも予防にも使える飲み薬です。

ナルティーク(一般名:リメゲパント)は、片頭痛が起きた時の治療片頭痛を起こりにくくする予防の両方に使うことができるお薬です。水なしでも飲みやすいOD錠で、外出先でも使いやすいのが特徴です。

ナルティークの概要
主な使い方 発作時の治療 + 予防治療
一般名 リメゲパント
飲み方の目安 発作時:1回75mg
予防:1日おきに75mg
大切な注意 1日の総服用量は75mgまでです。

こんな方に相談いただくことがあります

  • 発作時のお薬の選択肢を増やしたい方
  • 頭痛の回数も多く、予防も考えたい方
  • 注射ではなく、まずは飲み薬で相談したい方
  • 仕事や家事、学校に支障が出る片頭痛でお困りの方

主な副作用・注意点

便秘、めまい、吐き気、下痢などがみられることがあります。また、発疹や呼吸苦などの過敏症に注意が必要です。妊娠中・授乳中の方、他のお薬やサプリメントを使っている方は診察時にお知らせください。

ここで大切なことです。

ナルティークは便利なお薬ですが、「とにかく痛ければ何でもこの薬で大丈夫」というわけではありません。いつもの片頭痛と違う痛み、急に強く出た頭痛、しびれやろれつの回りにくさを伴う頭痛は、別の病気が隠れていることもあります。気になる時は、早めにご相談ください。

アクイプタはどんなお薬ですか?

アクイプタは、予防に特化した飲み薬です。

アクイプタ(一般名:アトゲパント)は、片頭痛発作の発症を抑えるための予防薬です。ナルティークと同じく、片頭痛に関係するCGRP受容体に作用しますが、アクイプタは予防を目的に毎日飲むお薬です。

アクイプタの概要
主な使い方 予防治療
一般名 アトゲパント
飲み方の目安 通常、1日1回60mg
補足 腎機能や飲み合わせによって、10mgまたは30mgに調整することがあります。

こんな方に相談いただくことがあります

  • 頭痛の回数が多く、日常生活に影響が出ている方
  • 市販薬や頓服薬に頼る回数を減らしたい方
  • 飲み薬で予防治療を始めたい方
  • 注射ではなく、内服で予防を考えたい方

主な副作用・注意点

悪心、便秘、食欲低下、眠気、体重減少、肝機能値の上昇などがみられることがあります。アクイプタは、痛みが出てしまった時にその場で痛みを抑える薬ではありません。発作時には、必要に応じて別の頓服薬を使うことがあります。

予防治療について

予防治療は、始めてすぐに「もう全く頭痛が出ません」となるとは限りません。頭痛の回数や、頓服薬を使う回数、生活のしやすさなどをみながら、継続するかどうかを相談していくことが大切です。

ナルティークとアクイプタの違い

ナルティーク
使い方 発作時にも予防にも使う
飲み方 発作時は1回75mg、予防は1日おき
向いていると考えられる方 発作時の治療と予防をまとめて相談したい方
アクイプタ
使い方 予防に使う
飲み方 1日1回
向いていると考えられる方 頭痛回数を減らす予防を中心に考えたい方

どちらが一律に「良い薬」というわけではありません。頭痛の回数、症状の出方、これまで使ってきたお薬、持病、飲み合わせ、生活スタイルによって、合う治療は変わってきます。

こんな方は一度ご相談ください

  • 月に何度も片頭痛がある
  • 市販薬を飲む回数が増えてきた
  • 痛み止めを飲んでも、効きにくいことがある
  • 吐き気や、光・音のつらさを伴う頭痛がある
  • 仕事、学校、家事に支障が出ている
  • 予防治療を始めた方がよいのか迷っている
薬の飲みすぎにも注意が必要です。

頭痛がつらいと、どうしても頓服薬に頼りたくなります。ただし、痛み止めを使う日が増えすぎると、かえって頭痛が続きやすくなることがあります。「最近、薬を飲む回数が多いな…」と感じる方は、予防治療を考えるタイミングかもしれません。

よくあるご質問

Q. ナルティークとアクイプタは同じお薬ですか?

同じではありません。どちらもCGRP受容体に作用する飲み薬ですが、ナルティークは発作時治療と予防の両方に使え、アクイプタは予防を目的に使います。

Q. アクイプタは、痛くなった時に飲めば効きますか?

アクイプタは、痛みが出た時にその場で痛みを止めるお薬ではありません。頭痛の回数を減らすために、継続して使う予防薬です。

Q. ナルティークは1日に何回も飲めますか?

1日の総服用量は75mgまでです。自己判断で追加せず、必ず医師の指示に従ってください。

Q. どちらの薬が自分に合うのかわかりません

頭痛の種類や頻度、既往歴、他のお薬との飲み合わせによって、向いている治療は変わります。診察で詳しくお話をうかがいながら、ご相談していきますのでご安心ください。

受診をご希望の方へ

片頭痛は、「たかが頭痛」と思われがちですが、日常生活に大きな影響を与えることがあります。頭痛でお困りの方、治療の選択肢を増やしたい方、予防治療を考えたい方は、お気軽にご相談ください。

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